「ちいきのもやもや座談会」ってなに?
□普段あまりゆっくりと話す機会がない“地域のこと”や“暮らしのこと”を取り上げ、テーマに関係深いゲストをお呼びし、少しもやもやしていることを、みんなでゆる~くお話する場です。
□もやもやの解決ではなく、もやもやへの見方が変わる、整理できる、“解像度”が上がることを目的にしています。
今回は「私たちと政治とのつながり」について、「社会は自分の力で変えられる」という市民の声と力が大切に生かされる社会を目指して、高校生や大人向けの学びの場づくりをしている川中大輔さんのお話を聞き、みなさんのもやもやについてゆる~く語り合いました。
川中さんからは「政治とは、相異なる利益の創造的調停である」(バーナード・クリック)の言葉を紹介し、政治の役割を解説していただきました。また、政治は何を目指すのか?という問いに対しては「快の最大化ではなく、苦の最小化であり、具体的苦痛を取り除くこと」であることや、役所や政治家が使う「政治のプロ」の日本語と、市民の日本語に乖離があるので、その両者を翻訳/媒介する存在への期待が高まっていることを教えていただきました。
さらに、具体的な市民の関わり方として、「市民が社会を動かす方法」について解説していただきました。
具体的な事例として、サッカーを禁止された小学生が、サッカーで遊べる場所を求めて首長に手紙を出し、その後、議会に陳情をして、それが認められたというエピソードを紹介していただきました。
このエピソードは、NHKで「僕らが”ちんじょう”したわけ」という特集として取り上げられました。詳しくはHPで紹介されていますので、ご覧ください。
動画(NHK for School)
https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005311487_00000
川中さんからお話を伺った後は、グループに分かれて、それぞれのもやもやについて話していきました(どんなお話があったのかは、当日の参加者だけに留めます)。
参加者からは次のような感想がありました。
「『政治とは、相異なる利益の創造的調停である』や『快の最大化→苦の最小化』の考え方のおかげでモヤモヤが少し晴れました!」
今後も丹波市市民活動支援センターでは「ちいきのもやもや座談会」を開催します。
気になるテーマがありましたら、ぜひご参加ください!
こんなテーマで話してみたいというリクエストもお待ちしております!